目が乾く💦💦

 

 (眼球)の表面が渇くことで様々な不具合や不快感が起こることを一般に

 

ドライアイといいます。

 

ドライアイは乾燥性角結膜炎ともいい以下のような症状を伴います。

 

 

         

 

・目が疲れる

 

・目の異物感(ゴロゴロする)

 

・目が痛い

 

・目の充血

 

・目やにが出る

 

・視力の低下や目のかすみ など……

 

 目の渇きを感じ、上記のような症状が有れば一度眼科医の診察をうける

 

ことをお勧めしますが、

 

一般的に「12秒間瞬きを我慢できなければドライアイ」

 

の可能性が高いとされています。

 

これは比較的簡単にできるセルフチェックですので、

 

ぜひ一度試してみてください。

 

 

ドライアイは病気や加齢により涙の質や分泌量が低下して起こる場合もあ

 

りますが、環境や生活習慣が影響していることも少なくありません。

 

そのような場合は適切な対策をとることで症状の改善が期待できます。

 

そうした対処法をいくつかご紹介します。

 

【要因1 パソコンやスマートフォンの使用】

 

 パソコンやスマートフォンの画面を注視すると瞬きの回数が減るとされ

 

ています。また画面が上の方にあり上目遣いで画面を見るようになると

 

瞬きの際に上まぶたが十分に下がりきらないことがあるようです。

 

【対処法】

 

パソコンやスマートフォンを長時間連続して使用しない。

 

1時間に1回は休憩を取り、しばらく目を閉じて目を休ませましょ

 

う。その際 程よく温めた蒸しタオルをまぶたの上にのせるなども効

 

果的です。また画面が目の正面かやや下にくるように調整しましょ

 

う。

 

【要因2 アイメイクの影響】

 

上下のまつ毛の付け根(まぶたの際)にはマイボーム腺という目の乾燥を

 

防ぐ油分を出す小器官が並んでいます。その部分にアイメイクをすると

 

マイボーム腺の開口部が塞がれて油分の分泌が妨げられドライアイが悪

 

化します。

 

【対処法】

 

アイラインはまつ毛の外側に引くようにする、マスカラはま

 

つ毛の付け根に付かないようにするなど、メイクの際は注意

 

しましょう。

 

【要因3 眼鏡やコンタクトレンズが合っていない】

 

使用する眼鏡やコンタクトレンズが使途に合っていないと、ドライアイ

 

に伴う症状が悪化することがあります。

 

【対処法】

 

クルマの運転や事務作業などそれぞれの用途にあった物を使い分け

 

るようにしましょう。またドライアイの症状のある方のための、目

 

に優しい素材のコンタクトレンズもありますのでそうした物を選ぶ

 

のもお勧めです。

 

 

【要因4 空気の乾燥】

 

湿度が下がると当然目の乾燥も起こりやすくなります。

 

【対処法】

 

特に冷暖房使用時は空気が乾燥しやすいので、適宜加湿器を使用し

 

ましょう。また空調機器の風が顔に当たらないようにすることも大

 

切です。

 

 

上記の対策に加えて目薬の使用も有効です。市販の目薬にはドライアイに

 

対する効果を謳うものがありますのでそのような目薬を選ぶのが良いでし

 

ょう。ただしあまりに頻繁に使うと涙が洗い流されてしまい、かえってド

 

ライアイが悪化することがあります。目安としては1時間に1回程度まで

 

に留めましょう。

 

※稀ではありますがシェーグレン症候群などの膠原病やスティーブンスジ

 

ョンソン症候群など、ドライアイが生じる全身性の疾患もあります。上記

 

のような対策をとっても改善が見られないようなら医師の診察を受けるこ

 

とをお勧めします。

 

 

涙の分泌は心身がリラックスしている副交感神経優位の時に増加します。

 

ストレスが多い生活を続けると交感神経優位の時間が長くなり、涙の分泌

 

量が低下してドライアイが悪化します。

 

マッサージや鍼治療によるリラックス効果や自律神経を整えることで

 

ドライアイの症状改善が見込めます。

 

 

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